譲渡について
譲渡条件
当会は各保護主が自宅で犬・猫を保護し、お世話をしています
犬・猫を迎えるにあたり、以下の条件をご理解・ご了承ください
- ・犬・猫を飼養するのに十分な収入・心身の健康・時間的余裕のある方
- ・犬・猫の命を最期まで責任を持ってくださる方
- ・ワクチン接種・ノミダニ予防等など日々の健康管理・通院が可能な方
- ・ペット可住宅にお住まいで完全室内飼いをしてくださる方(※賃貸・マンションなど飼育可能細則をご提示ください)
- ・家族全員の同意があり、全員アレルギーのない方(※独立・別世帯家族含みます)
- ・譲渡誓約書などの署名(捺印)をしてくださる方
- ・行った医療費などの譲渡諸費用をご負担いただける方(※下記「譲渡費用」参照)
- ・脱走防止予防をしてくださる方(※別資料「脱走防止について」参照)
- ・万一脱走した場合、速やかに捜索してくださる方(※直ぐ元親に連絡をください)
- ・誤食などの事故防止の為、部屋の整理整頓・衛生的な環境に留意できる方
- ・環境の変化で慣れるまでは夜泣くことがあります。我慢してくださる方
- ・ソファーや壁などひっかくことがあります。広い心で見守っていただける方
◆各保護主により、犬・猫の月齢・健康状態・性格によりシニアの方・乳幼児のいるご家庭・お一人暮らしの方・同棲中の方・妊娠中の方などお申込みできない場合があります。
◆先住犬・猫さんがいる場合は先住犬・猫さんの性格・年齢を考慮し、複数になった時の『ストレス』を十分にご理解の上、ご検討をお願い致します。
譲渡までの流れ
生涯家族としてお迎えくださる方への譲渡となります
- 1.面会
譲渡会会場・預かり先訪問などでお見合い
当ホームページ・各募集サイト掲載保護犬・猫をご希望の方は、メールにてお問い合わせください。
当日犬・猫さんをお渡しすることはありません。
- 2.申込書のご記入
譲渡条件全てクリアして申込書の記入
申込書のご記入をお願い致します。お申し込みが重なった場合は2匹希望の方優先とさせていただいております。保護主と面談があります。
- 3.トライアル・お届け
保護主と詳細打ち合わせ相談など経てトライアル
トライアル期間は、猫約1週間程度(犬約2週間~)。其々の犬・猫により延長・短縮可の場合があります。お届けまでにケージなどの飼育用品や脱走予防対策などの飼育環境を整えてください。お届け当日飼育環境を確認させていただきます。
(脱走が強く懸念される場合は譲渡をお断りすることもございます。)
期間中は毎日様子をお知らせいただき、ご不安なこと心配なことなど何でもご相談下さい。トライアル期間中の所有権は保護主にあります。お渡しした個体の証明書類は大切に保管ください。
下記「トライアルについて」をご確認ください。
- 4.正式譲渡
正式譲渡誓約書を交わします
トライアル期間終了後、双方合意の場合に譲渡誓約書を交わして正式譲渡となります。正式譲渡後も様子をお知らせください。
譲渡費用
不遇な動物たちの保護活動には費用が掛かり、けがや疾病を抱えた猫たちも、多く保護しております。
ご負担いただいた諸費用は次の保護猫たちのために大切に使わせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします
- 1. 不妊・去勢手術 (手術後の抗生剤など)
- 2. 3種混合ワクチン(仔猫の場合2回・成猫の場合1回)
- 3. 検便 (1回以上)
- 4. ノミダニ取り(フロントライン・マイフリーガード等)
- 5. 内部駆虫 (ドロンタール・プロフェンダー・レボリューション等)
- 6. マイクロチップ器具挿入費(譲渡後は飼い主様登録費用¥600別途)
- 7. 血液検査(エイズ・白血病)
- 8. 飼育費用(食費・トイレ・衛生用品・その他消耗品)
- 9. 交通費 (川崎市内を基準とします。高速代別途)
オス・メス(一律)¥35,000を基準とさせていただきます。
- ・上記以外の処置があった場合は、その金額を加算させていただく場合があります。
- ・お届けが遠方の場合は高速代など交通費実費をいただきます。
- ・お届けトライアル開始日にお預かりします。
- ・譲渡不成立の場合は交通費¥1,000を控除してお返しします。
先住猫がいる場合は譲渡予定猫の検査、 先住猫にも検査実施を推奨しております。
ご理解の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
◆【保護犬の譲渡費用】につきましては、犬種により不妊去勢手術などの初期処置医療費が異なりますので、募集犬個体の詳細エリアに記載しています。
トライアルについて
お届け後は1週間~10日を目処にトライアル期間を設けさせていただいています。
この期間は、希望者様のための「お試し飼養期間」ではなく、環境の変化が猫にとって極度のストレスになっている等(お子様や先住動物など)の場合によっては返還させていただくための期間です。
猫の個体差にも依りますが、譲渡会に出している猫たちはある程度社会化教育も人慣れも済んだ子たちです。それでもやはり10日程度で全てがわかるわけではありません。
猫と暮らすことについて色々とお読みいただき、性格も慣れるスピードも様々だということを想定し覚悟をもって安全に迎え入れる準備をしてからお申込みしていただければと思います。
各保護主が、お申込書を精査し直接の聞き取りをした上で希望者様のご家庭にトライアルに出しています。
これまでよほどのことがない限り戻ってきたことはありませんので、信頼していただけたら幸いです。
2匹目を迎えてくださる場合のトライアルについて
この期間で猫同士が仲良くなることはまず期待できません。この期間は、飼い主様が先住猫と新しい猫を含めて、多少のトラブルは乗り越えて家族としてやっていけるか決断をし、覚悟を決める時間と考えてください。
よく、「あと1週間様子を見たい」というトライアル延長のご要望をいただきますが、子猫の場合、万一1週間後に返還されますと、1日大きくなるごとにチャンスが遠のきますので、猫の幸せファーストで考えてお断りすることがあります。成猫の場合はこの限りではありません。
2匹目の猫を迎えるとき
先住猫さんがいても新たな保護猫を迎えることは可能です。ただ猫同士の関係は人間の思い通りにならないことはよくありますが、人間の理想を押し付けずに保護猫のお家が増えるよう願っています。
1. 先住猫さんの気持ちを想像する
あなたの家に知らない人が来て突然住み始めることを想像してください。
戸惑い、恐怖、ストレス・・・先住猫さんは今、そういう気持ちです。
2. 猫同士にも相性がある
猫同士の相性は実際に会わせてみないとわかりません。しかし、一般的にNGな組み合わせもあります。
「子猫と老猫」・・・・・・・・・・・・・・・子猫がじゃれつくので、老猫がうるさがり怒られる。
「外猫を経験したオス同士」・・・縄張り意識が強いため喧嘩になると激しい。まれにうまくいくこともある。
「外猫を経験したメス同士」・・・これもかなり難しい場合がある。
ただし、ミルク猫(赤ちゃんのときに保護され人間の哺乳により育てられ、早期に不妊去勢手術された猫)は、雄雌の性区別があまり強くないため相性の可能性が広いように思います。
3. とにかく焦らずじっくりと 対面は第一印象が大事
- ・まず新入り猫が新しい環境に慣れることが大事です。
- ・ご対面はそのあとです。
- ・いきなり合わせないでください。
「ハイ!お友達よ!」などと先住猫さんの前に新入りさんをドカッと置くようなことは絶対しないでください。 - ・1週間から1カ月はできれば別室で過ごさせます。
- ・新入り猫が環境に慣れたらニオイだけの対面をさせます。
ニオイだけの対面の方法
【タオルの交換】先住猫、新入り猫それぞれのにおいのついたタオルを交換してニオイに慣れさせます。
【場所を交換で使わせる】リビングを昼と夜、交代で使わせます。
【人が仲介する】先住猫と新入り猫のあごの下を交互に撫でます。
いよいよリアルのご対面。新入り猫をケージかキャリーバッグに入れたままで対面させます。
4. とにもかくにも先住猫優先で
先住猫さんは飼い主さんを取られるのではないかと不安でいっぱいです。
「あなたが一番よ」と話しかけ、ごはん、おやつ、遊びは先住猫を先に。
二段ケージの使用について
なぜ、二段ケージが必要?
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いきなり、広い部屋に放すと猫がすみっこにかくれてしまいます。
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布団干しなど戸を開けっ放しにする時やアイロンがけをする時など、ちょっと入ってもらうと安心です。
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ケージの中にいるとなでなでしやすいので早くなれます。
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慣れるまで、1週間から長いと1ヶ月ぐらいケージ暮らしになります。
二段ケージで1階にトイレ、2階に食事と分けると衛生的で、上下移動ができるとストレスが少なくてすみます。 -
災害があって、避難する先ではケージに入ります。ケージに入れるか否かは、命にかかわってきます。
川崎市も災害に備えて、ケージに慣れておくよう勧めています。