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映画紹介「猫たちと7000マイルの旅」
「猫たちと7000マイルの旅」
(2025)マイ・ホン監督、ファインフィルムズ配給
米国で猫カフェを営むケイティは、野良猫を中東カタールから米国に移送し
新しい家族を見つけるため、首都ドーハを訪れる。
限られた滞在日数で、救いを求める何万頭もの猫たちの中から
25匹を選ばなければならない。
富裕なはずのカタールになぜ大量の野良犬猫がいるのか?
そして現地で彼らの保護に携わっている人の多くは
人口の9割を占める他国からの臨時労働者。
単に「国境を越えたペット動物保護」という美談ではない、
どこの国にも共通する問題点が浮かび上がってくる。
前作「猫ととうさん」が猫の飼育を通して
性的役割分担を強制される男性の生きづらさを紐解くものだったように、
ホン監督の猫ドキュメンタリーは猫たちの背後にある問題を描き出す。
ただ『可哀そうな猫が救われる話』を見たい層には物足りないかもしれない。
が、動物福祉にかかわる者なら、いろいろと得るところがある作品だ。
(F・N)
