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2025.10.29 コラム

アイスランドの3頭の羊の群れ

今夏、アイスランドに行く機会があった。

「氷(氷河、寒い)と炎(火山活動)の国」とも呼ばれ、自然豊かな大地が広がっていた。

街から離れると荒涼とした溶岩の大地や、草や低木のある緑の大地と、地域によって雰囲気も変わる。

さて、車窓からよく見たのは馬と羊だ。

どちらも放牧というよりは勝手にウロウロしていて、野良なのではないかと思うくらい色々なところで見かけた。ちゃんと所有者がおり管理されているそうだ。

アイスランドの馬はさまざま歩き方ができることから馬術用の馬として重宝され、欧州各国に輸出されている。そんな馬たちは、アイスランドの生態系を守るため、一度島外に出たら二度と戻ってくることができない。

さて、羊である。どこで見ても3頭の群れなのだ。ガイドさんによると母と子供たちということだ。なるほど、少しだけ体格の違いがあり、親子に見える。

小さな群れに父がいないのはなぜかというと、子供が生まれたらお役御免ということで、食肉にされてしまうという。ツアー参加者の多くは男性だったため、身につまされる思いになっていたようだ。

せめてアイスランドウールを買って帰ろうと決意し、アイスランドウールのブランケットを購入。しばらく部屋に打ち捨てていたが、最近の寒さでようやく出番がきた。

(K.M)

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