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2025.03.04 コラム

「猫が紐を誤飲したかも⁈ どうしようっ?」

以前、譲渡した飼い主さんから、猫が紐を誤飲して病院に駆け込んだこと、皆さんに広くお知らせして、注意をしていただくようお知らせをいただきました。
 
2匹を迎えてくださった方。ある日、おもちゃで遊んだ後、片付け忘れてしまいました。
紐の先にカシャカシャいうトンボがついている
アレです。
その後、片付けようと持ち上げた際、紐がちぎれ、棒のみになっていることに気づいたそうです。

紐を探したけれど見つからず、これは誤飲したか?と青くなりましたが、2匹のうちどちらかわからず、深夜救急に2匹とも連れて行きました。
処置が間に合い、1匹の胃から無事取り出せたそうです。
なんと50㎝の紐が出てきたそうです。
 
【誤飲の場合の獣医師からの注意】
・疑いのある場合はすぐに獣医師に相談してください。
・紐状のものは内臓を傷つける危険性があるので、口の中や肛門にみつけても無理に引っ張らず獣医師に相談してください。
・飲み込んだものを獣医師に伝える必要がありますので、同種の現物や写真、ネット画像を用意してください。
 
【誤飲を防ぐ対策】
・おもちゃを猫の手の届かないところにしまう。
・定期的にほころびなどがないか点検、個数の確認をする。
・安全性の高いおもちゃにする。
・遊ぶときは目を離さない。
 
【もしもの時の日ごろの対策】
・深夜救急等、周辺病院を把握しておく
・すぐにキャリーに入れられるよう訓練しておく
 (飼い主のほうが慌ててしまうので飼い主側の訓練として)
・移動手段を確保しておく
・費用を用意しておく
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誤飲・誤食の症状は、異物がある位置や量によりさまざまですが息ができなくなったり、腸閉塞を引き起こし、腸の壊死を起こすこともあります。
多くは、消化器の不調として嘔吐や下痢、よだれ、食欲不振などの症状が現れます。
 
しっかりした飼い主さんなので早くに気づき適切な対応をしてくださり感謝です。
私だったら、片付けが苦手でだらしがないので、紐がちぎれて無いことなど気づかなかったかもしれません。
 
皆様も参考になさってください。
             (N・M)
 

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