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2024.05.01 コラム

「近隣から区に苦情が、、、」

今回ご紹介するのは、私たちが過去に関わった、猫好きな70代の女性のケースです。

中年の息子と二人暮らしのこの女性は、家の内外で複数の猫の世話をしており、猫が始終出入りする状況でした。

しかも家がゴミ屋敷状態だったため、近隣の住民から居住区の衛生課に苦情が寄せられたのです。

猫を思う気持ちは強いのに、管理する能力がない典型的なケースです。

衛生課から私達のもとに、これ以上猫が増えないよう不妊去勢手術への協力依頼があり、捕獲器持参で現場の家を訪問することにしました。

協力してサポート、
まず2匹を捕獲して手術。1匹約1万円の手術代は、女性が負担を申し出てくれました。他の猫達も自分で捕獲して病院に運ぶとのことで、捕獲器をお貸しして様子を見る事に…。

ところが気持ちと行動が結びつかないのか、なかなか進展しません。そこで近所の方々も立ち上がりました。地域猫サポーターに登録し、協力して猫達の捕獲と不妊去勢手術を施しました。

野良猫の餌やりなどをやめない方を説得する際には、自治体や支援団体に相談し、共同で解決策を提案するのも1つの方法です。

川崎市は、野良猫問題の解決に向けて「地域猫活動」を支援しています。地域猫サポーターに登録した人が中心となって活動し、その地域の野良猫を適正に管理し不妊去勢手術の補助も行われます。

詳しくは、川崎市のホームページをご覧ください。

—かわさき高齢者とペットの問題研究会 ニュースレター 令和3年9月号—

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